騒音トラブル | imagine ☆妄想してごらん☆

騒音トラブル

奈良の、”引越し、引越し” おばさんが騒がれていましたが・・・・。

 

実は似たような被害を受けた事があります。

しかも理由は”外人だから”

 

今の夫と結婚して、住み始めた5階建てのマンションの最上階に住んで居た時です。

私より数ヶ月先に住んでいた夫は、ベルの呼び出し音が鳴ってもインターフォンに出ようとしません。

 

「日本では、ちゃんとご近所の人にも挨拶をして、階段ですれ違ってもちゃんと大きな声で堂々と挨拶しないとダメだよ」

と言っていた私は、見本をみせるべく、

 

インターホンで

 

「下のもんやけど」 

 

といわれると、

「はーい」と、満面の笑みでドアを開けた。

見ると、中肉中背の超不機嫌な男の顔。

 

 「下のもんやけど。あんなあ、音がガンガンうるさいねん。」

 

 

「音・・???今ですか?私達、ずっと座って話をしていただけなので音は立ててないと思います。どこか他の所じゃないでしょうか。」

 

 

<sound volume =80 デシベル>「なにいっとんじゃおりゃぁぁぁ!!!!!!!」

「おまえのところしかありえへんやろう!

外人やから何してもいいと思うなよ!!!」

</sound>

 

 

 

なんなんだあれは!?

とあっけにとられている間に彼は去っていった。

honeyがドアを開けない理由がわかった。

こうして階下の住人が時々どなりこんでくるのだ。

 

でも明らかに家ではない。テレビもつけていなかったし、その時は音楽もかけていなかったし、マンション暮らしに慣れている私は、音にはとても気を使って生活をしてきた習慣ができていた。

 

しかしそれ以来、ひどい時は夜中の2時、4時、6時、と明け方まで呼び出しベルを鳴らされるしまつ。

どんなに丁寧に、家が立てている音でないか、私達も寝ていたので音を立てられるわけが無いと言ってもかれは「外国人の言う事なんか信用できない」と夜中に大声で叫びまくるだけだった。

 

眠れない日々が続いた。

とうとう、ある日、インターフォンの呼び出し音を無視していたところ、ドアを蹴飛ばす音が何度もして、そのうち何か堅いものでドアを叩く音がしたので、後で見てみるとドアを何かで傷をつけられていたので警察を呼んだ。

 

警察官と話しているのを立ち聞きしていると、警官の前ではおとなしい、まっとうな住人のふりをしだした。

 

「夜中中シャワーをじゃあじゃあと使っている」

「通常の日常の騒音ならガマンできるけど、故意に立ててるとしか思えない音を立てる」

「睡眠不足でふらふらで仕事も手につかない」

 

ということを逆に警官に訴え始めた。

 

くやしかった。

日頃から、「外国人だから」・・って言われないように、人一倍、日本のマナーには気をつけているつもりだ。

(私は日本人ですけど)

仕事で遅くなったらシャワーは朝までガマンしてたし、トイレを流すのも気をつけていた。

もちろん歩く時も音を立てないように。

そんなに音が響く構造でもなかった。私達は最上階だったけども、時々どこかの音が聞こえる事があってもわずかなもので、しかしそれは上から聞こえてくるようだった。

(屋上で作業をしていた訳ではないので、他の音も階上からの音だ、と彼が思い込む理由もわかっていましたが)

 

警官は結局何もできない事がわかった。

物理的に何かを壊したと証明できるものがあるか、暴行を受けてない限り、彼の身柄を拘束する事はできないのだそうだ。

実際、ドアを傷つけられた事も、証拠が無いとの事。(ビデオは撮ってなかったんですよ)

 

 

「じゃあ私達はどうしたらいいのですか?彼は「殺すぞ!」って言ってます。ちゃんと録音しています。これは脅迫にならないのですか?」

と聞いても、その録音を聞こうともしなかった。

 (脅迫がひどかったので、被害は全部日時をメモして、インターフォンの声を録音していた) 

 

「大家さんに相談してください。」

 

「相談しました。でも警察に相談してくださいと言われました」

 

「警察は今の状態では何もできないんですよ・・・。一番良いのは引越しする事ですね。」

 

え!?日本の警察ってこんなのだったのか!!

と、今更衝撃を受けた。

悔しくって、恐くって、体の震えが止まらなかった。

 

その後何度もその争いは続いて、とうとう私が彼に面と向かって強く「家じゃないって言ってるでしょう!」

といったら彼がものすごい形相で私につっかかってきた。

ものすごく恐かったけど、本当は足が震えていたけど、食い下がらずに、説明をしようとした。

そしたら・・・

いつも温厚で穏やかで平和主義の夫が、信じられない位恐い顔をして、階下の住人(極楽とんぼの山本に似てるんですよそれが・・・。切れたところとかが・・。以後、彼がTVに出ると気分が悪い!)の胸ぐらをつかんだ。

相手も、普段インターフォンにも出ない夫が恐い顔をしたのでちょっとびっくりして

「なんやおまえ!今までと態度ちゃうやんけ!!」

と、さらにヒートアップしてきたので、ナイフでも出てきたらやばい!と思って慌てて夫を引っ張って家に戻った。

 

(どうして夫じゃなくて私が対応していたかというと、彼は日本語が・・・余り話せないし、階下の住人の意味不明の怒鳴り声、しかも関西弁ではとても太刀打ちできなかったから私が率先して対応してたんです。)

 

でも、この事は私にとって良い思い出になりました。

アフリカでライオンに襲われても彼は助けてくれる人だという信頼感が・・・。

おとなしい彼の男らしい一面を見れてよかったです。(ノ´∀`*)

 

脱線しましたが・・・。

 

自転車の虫ピンも私と彼のだけ抜かれていました。証拠は無いけど、他に沢山とめてある自転車たちの仲で、離れて置いている私の自転車と彼の自転車だけ、前輪も後輪も両方やられていました。

名前を書いているわけではないので、どうして彼が私達の自転車を知っているのかはわかりませんし、証拠はありませんが、身の危険をひしひしと感じました。

 

嫌がらせはどんどん続き、何度大家に相談しても110番しても、解決の糸口は見えなかったので、悔しいけれどもこのまま不愉快なまま暮らすのも、裁判を起こしてもめるのも時間の無駄だと思ったので引越しする事にした。

 

 

そう、前住んでいるところには郵便受けにも表札にもどうどうと名前を出していたのですが・・・。

今住んでいるところには名前を出していません。

 

幸い、今住んでいる所はご近所の方も穏やかで、引越し後に挨拶に伺った時にも彼が外国人であることは説明しましたし、「娘もアメリカ人と結婚したのよ」なんて笑ってくれる人もいたのですが・・・。

やっぱり少し恐いので出していません。

 

へなちょこですね。。

 

もうちょっと経ったらちゃんとどうどうと出せるかもしれませんが、しばらくはこのまんまです。

 

 

しかし・・・あの人(階下の住民)は、関西弁だったんですよ・・。

同じ関西人として悲しいです・・。(TдT)