初○○ ② | imagine ☆妄想してごらん☆

初○○ ②

「痛い」でもう一つ思い出しちゃった。


あれは私が神戸で仕事をしていた頃。


その日は仕事の後にバレエのレッスンがあるのでウキウキとバレエの用意を持って、近くの駅の階段を降りようとしていた。


その時いつも無理して10cm以上のヒールを履いていた私は、階段のちょっとしたでっぱりにつまづき、4,5段、正座の状態で滑り落ちてしまった。


・・・・・激痛!!  恥ずかしい


その時周りの通勤サラリーマン達が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたけれど、もう痛さよりも恥ずかしさが大きくて、「だ・・・大丈夫です・・」と言いながら、無理やり階段を何食わぬ顔で降りてみせた。



・・・が、ホームで少し休んでいても、痛みは治まるどころか、ひどくなり、足がみるみる腫れてきてしまった。


治まらなさそうなので、念のために病院に行く決心をした。(←病院嫌いでめったに行かない)

さすがに10cmのヒールを履いたまま歩く事ができなかったので、花も恥らう20代前半の私は靴を脱いで裸足で駅の階段を上がり、タクシーで近所の外科医まで行った。


病院の受付で「受付はあと1時間後です」

との事。

しょうがないので待つことに。


待っている間もずきずきと痛みはひどくなる。



やっと時間になってレントゲンを撮り、先生に見てもらえた。



先生:「あーー・・・・。複雑骨折してますねー。なんで冷やすとかしなかったの。もっと早く見せなかったの。」




_| ̄|○ ・・・せ、せんせい・・・・病院でずっと待ってたんっすけど・・・




そこでふと気が付いた。



uca:「せ、先生! 私、バレエを習っているんですけど、バレエはできますか!?」(←必死に)



先生:「バレエ!?バレエは・・・もう一生できないかもしれません・・」



uca:「あぁ、バレエができない!?うぅぅ・・・・今日もレッスンだったのに・・・こんな事に・・」





絶望のまなざしのバレリーナを看護婦さんと先生は気の毒そうに見ていた・・・・






・・・って、バレエって、「カルチャーセンター」に通いはじめて3ヶ月目でしたから~!

でも1時間も放置プレーをされた私は腹いせに、そのまま「不幸のバレリーナ」のふりをしてきてしまった。



これが私の初骨折・・・。 (TдT)



・・・・・追記・・・・・
「もうバレエは一生無理」と言われた私でしたが、その1年後には(私がやっている程度の)バレエもできるようになりましたし、その後サルサもフラメンコも何だってできるようになりました!

先生ありがとう!!バレリーナのふりしててごめんなさい